「アルプス一万尺」

: 作曲者不明(アメリカ民謡)

: 作詞者不明

 

1:アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ 踊りましょ

2:昨日見た夢 でっかいちいさい夢だよ のみがリュックしょって 富士登山

3:岩魚釣る子に 山路を聞けば 雲のかなたを 竿で指す

4:お花畑で 昼寝をすれば 蝶々が飛んできて キスをする

5:雪渓光るよ 雷鳥いずこに エーデルヴァイス そこかしこ

6:一万尺に テントを張れば 星のランプに 手が届く

7:キャンプサイトに カッコウ鳴いて 霧の中から 朝が来る

8:染めてやりたや あの娘の袖を お花畑の 花模様

9:蝶々でさえも 二匹でいるのに なぜに僕だけ 一人ぽち

10:トントン拍子に 話が進み キスする時に 目が覚めた

11:山のこだまは 帰ってくるけど 僕のラブレター 返ってこない

12:キャンプファイヤーで センチになって 可愛いあのこの 夢を見る

13:お花畑で 昼寝をすれば 可愛いあのこの 夢を見る

14:夢で見るよじャ ほれよが浅い ほんとに好きなら 眠られぬ

15:雲より高い この頂で お山の大将 俺一人

16:チンネの頭に ザイルをかけて パイプ吹かせば 胸が湧く

17:剣のテラスに ハンマー振れば ハーケン歌うよ 青空に

18:山は荒れても 心の中は いつも天国 夢がある

19:槍や穂高は かくれて見えぬ 見えぬあたりが 槍穂高

20:命捧げて 恋するものに 何故に冷たい 岩の肌

21:ザイル担いで 穂高の山へ 明日は男の 度胸試し

22:穂高のルンゼに ザイルを捌いて ヨーデル唄えば 雲が湧く

23:西穂に登れば 奥穂が招く まねくその手が ジャンダルム

24:槍はムコ殿 穂高はヨメご 中でリンキの 焼が岳

25:槍と穂高を 番兵において お花畑で 花を摘む

26:槍と穂高を 番兵に立てて 鹿島めがけて キジを撃つ

27:槍の頭で 小キジを撃てば 高瀬と梓と 泣き別れ

28:名残つきない 大正池 またも見返す 穂高岳

29:まめで逢いましょ また来年も 山で桜の 咲く頃に