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| 環境測定に使われる単位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.大気の環境測定に使われる単位空気には、いろいろな種類の気体が混じっています。気体の濃度は、含まれている物質と空気との体積の比率で表します。例えば空気中の主な気体の体積の割合は、窒素(N2)が78.1%、酸素(O2)が21.0%、アルゴン(Ar)が0.9%となっています。ここで使っている「%(パーセント)」というのは、みなさんご存じのとおり「百分の一」を表す単位です。では、最近話題の二酸化炭素は・・・というと、産業革命以前には平均約280ppmであったものが、2006年には381.2ppmと36%も増加しています。ここで使っている「ppm(ピー・ピー・エム)」というのは、「百万分の一」を表す単位で、1ppmを「%」で表すと0.0001%になります。 大気汚染に係る環境基準では、ガス状の物質である二酸化いおう(SO2)、一酸化炭素(CO)、二酸化窒素(CO2)や光化学オキシダント(OX)の濃度単位に「ppm」が用いられています。 また、さらに薄い濃度を表現する場合には、「ppb」や「ppt」という単位が用いられます。 1cm3=0.000001m3なので、1ppmとは、1m3の空気中にその物質が1cm3含まれているということになります。 ただし、気体の体積は温度により増加します。また、粉じんは重さで測定されるのでppmは使えません。 ベンゼンなどの有害大気汚染物質や浮遊粒子状物質 (SPM)などには、mg/m3という重量の単位が用いられています。 この「mg」の「m」は「接頭語」という略号で、それぞれの後ろに単位がつきます。 なお、大きくなるほうの接頭語には以下のようなものがあります。
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2.水質の環境測定に使われる単位河川・湖沼、海域や地下水の水質に係る環境基準では、mg/L(ミリ・グラム、パー(毎)、リットル)という濃度単位が用いられます。1mg/L とは、水1L(リットル)中に物質が1mg 含まれているということです。ちなみに、比重が1の水1Lは1kgなので、 1mg/L = 1mg/1kg=1/1,000g÷1,000g=1/1000000 = 1ppmとなります。 また、さらに薄い濃度を表現する場合には、「μg/L」や「ng/L」という単位が用いられます。 |
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